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初心の者が不釣合いと想われる高段位者に対局をしていただくとき想うことを書いて見ます。 碁盤の目のどこにでも石は打っていいのでしょうが、強い方の石の一手一手には生命力といますか不思議な力を感じます。初心者はしびれてしまいます。と同時に尊敬の念を抱きます。芸術家の発想と一筆一筆,一刀一刀,小説家の言葉の紡ぎと文体と感性のようにあらゆる分野の一流に共通するものがあります。さらにその打ち方と対応に品性を感じるときがあります。勝ち負けなどは問題なく豊かさを直感します。「碁の道」偉大なるかな。顔の見えないインターネットの世界ではその品性を有しておられる尊顔を仰ぎ見られないことが残念です。また、初心の同胞が次第に少なくなっていくことがさびしいです。 昨今の少子化に似て。何がどうしてか。
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